ムダ毛の処理方法にもいろいろありますが、カミソリでの自己処理は比較的ラクで簡単にできることからこの方法をとっている人が多くいます。
ですがただジョリジョリ剃っていけばいいというものではなく、正しい手順で行わないとカミソリ負けなど肌に思わぬ負担がかかってしまいます。
ここでは主に、
- カミソリ処理のメリット・デメリット
- 正しい手順の確認
について取り上げていきます。
カミソリ処理のメリットは「手軽で簡単」!?
手軽で簡単である点は、確かに一番のメリットと言えます。
入浴のついでにササッと済ませられますし、使ったシェービング剤もシャワーを使えば簡単に落とせます。
カミソリ処理のデメリットは「肌のトラブル」!
カミソリでの処理は、実は表皮も一緒に削られていてさらに肌の乾燥も伴っています。
これが原因で以下のような肌のトラブルが引き起こされやすくなります。
毛嚢炎(毛包炎)
カミソリ傷から雑菌が入ることがあり、衛生面での心配が出てきます。
これが毛嚢炎(肌の炎症)になり軽度の場合は赤いブツブツができる程度ですが、炎症が悪化するとブツブツの中に膿ができてしまい、触るとヒリヒリしたりかゆみを伴うこともあります。
“しみ”などの色素沈着
肌が傷つくと、色素沈着の元となるメラニン色素が肌を守ろうとして活性化します。これが“しみ”となって肌の表面に現れるようになります。
カミソリ負けしない!正しい手順を確認しておこう
(1)肌と毛を温める
湯船に浸かる、蒸しタオルで温めるなどで、肌と体毛を柔らかくしておくとムダ毛処理がしやすくなります。
(2)肌にシェービング剤を塗る
シェービング剤には、
- ジェルタイプ
- クリームタイプ
- 石鹸タイプ
などいろいろあります。
ドラッグストアなど身近なお店でも買えますので、自分に合ったものを探してみてください。
(3)カミソリで剃る
【ポイント】いきなり逆反りしない!
まずは毛の流れに沿って剃ります。
次に毛の流れと逆方向に向かって剃ります。
このほうが肌への負担が減りやすくなります。
(4)洗い流して「冷却」→「保湿」
自己処理したあとに大切なのは、何よりも肌ケアです。
- 冷たいタオル、または水で肌を冷やす(肌の状態を落ち着かせる)
- 保湿クリームなどを塗る(肌の潤いを充分に補う)
これは必ず行うようにしましょう。
もしも肌トラブルになってしまったら……
もし肌がカミソリ負けしまった場合は、すぐに手当を行ってください。
一例として、
- 「肌がヒリヒリする・赤くなっている」→オロナインH軟膏
- 「肌がかゆい」→メンソレータムAPソフト
このような対処法がありますが、敏感肌など肌質に問題がある場合や症状の出方によっては皮膚科へ行くなども検討してください。